徳島で理想の家を建てる②|予算設定方法とコスト削減ポイント

家づくりにおいて最も重要な要素の一つが「予算」です。理想の家を建てるためには、適切な予算設定が必要不可欠であり、予算内で最高のクオリティを実現するためのノウハウやコツもあります。
この記事では、家づくりに役立つ予算の決め方とコスト削減のポイントを紹介します。

目次
 1. 家づくりの予算の決め方
   1.1 住宅ローンの金額と返済計画を検討する
   1.2 自己資金を考慮する
   1.3 トータルの予算額を設定する
 2. 予算を抑えるためのコスト削減ポイント
   2.1 必要な優先項目を決める
   2.2 節約できる部分を見極める
   2.3 複数の会社(ハウスメーカーや工務店)から見積もりをもらう
   2.4 自分でできる部分はDIYで対応
 3. 予算オーバーを避けるための注意点
   3.1 予算内で収めるための見積もり管理
   3.2 変更に柔軟に対応する
 4. まとめ:賢い予算管理で理想の家づくりを実現しよう

1. 家づくりの予算の決め方
家づくりの予算を決める際には、まず「自分たちの希望」と「現実的な資金」をしっかりと把握することが大切です。予算を無理なく設定するためのステップを見ていきましょう。

1.1 住宅ローンの金額と返済計画を検討する
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予算を決める際には、まず「住宅ローン」がどれくらい借りられるかを確認する必要があります。返済計画を立てることで、どのくらいの予算を設定できるかが見えてきます。

【ポイント】
①借入額の計算:金融機関に相談して、借入可能額を調べましょう。返済負担率(年収に対する返済額の割合)は、一般的には30~35%程度が目安とされています。年収の6~8倍という目安もありますが、年収金額によって個人差が大きくなります。
②金利と返済期間の選定:金利や返済期間を決める際は、ライフプランに合わせて無理のない範囲で返済額を検討しましょう。

1.2 自己資金を考慮する
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自己資金(頭金)をどれくらい用意できるかも重要なポイントです。自己資金が多ければ、その分住宅ローンを減らすことができ、返済負担が軽くなります。

【ポイント】
①理想の自己資金:一般的には、物件価格の1割以上が目安とされています。
②貯金状況を確認:自己資金が少ない場合は、親族からの援助や助成金の活用などを検討しましょう。
※自己資金はあくまで無理のない範囲内で出すようにしましょう。

1.3 トータルの予算額を設定する
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予算を決める際は、建物本体の工事費用だけでなく、以下のような関連費用も含めて総額を算出することが重要です。

【ポイント】
①建物本体費用:どれだけの規模や仕様にするかで大きく変動します。間取りや設備のグレードによって価格が大きく異なるため、希望する仕様に優先順位をつけて決めましょう。
②付帯費用:土地の購入費用、登記費用、設計料、引っ越し費用、各種保険料、家具や家電などの予算、さらに外構工事費用(駐車場や門柱、お庭の工事費用)も忘れずに設定します。
③予備費用:予期しない追加費用に備えて、全体予算の2~3%程度は予備費として確保しておくと安心です。立地や地盤などにより大きく変わる可能性があるので、事前に建築会社に確認しておきましょう。

2. 予算を抑えるためのコスト削減ポイント
予算内で理想の家を建てるためには、賢いコスト削減が必要です。無理なく費用を抑えるためのポイントを紹介します。

2.1 必要な優先項目を決める
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家づくりでは、全てにこだわりすぎるとほぼ100%、予算がオーバーしてしまいます。優先順位を決め、必要な部分に予算を重点的に使うことで、コストを抑えられます。また、なるべく早い段階から建築会社にざっくりでもいいので建築費を確認しましょう。マイホームはほとんどの人が人生で初めて購入する場合が多いため、自分たちの感覚や希望の予算と実際の値段が大きく乖離してしまっていることがほとんどです。特に近年はすべての業界で値上がり(インフレ)が起こっています。普段触れている食品や日用雑貨とは金額感も異なりますので、はやめに現実的な建築費の相場観を掴むことをお勧めします。

【ポイント】
①優先項目の選定:例えば、耐震性や省エネ性能は優先して予算をかけるべきですが、内装の細かいデザインや一部の設備については少し削ることも検討できます。
②住宅の構造:同じ総面積でも、二階建てと平屋では二階建ての方が、基礎や屋根など比較的コストの大きな部分が少なくすむので、安いことが多いです。
③水回り設備の選定:キッチン、浴室、トイレなど水回り設備は多くの場合、その会社の標準仕様でも皆さんが聞いたことのある有名メーカーのものがついていることが多く、機能としても十分な場合が多いです。※事前に建築会社にどういった設備が標準でついているかを確認しておきましょう。
④外構工事の進行方法:外構工事に関しては新築時には基本的な内容にとどめ、住み始めてから徐々に充実させていくという方法もあります。

2.2 節約できる部分を見極める
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予算を抑えるためには、削れる部分と削れない部分を見極めることが重要です。以下の点を見直してみましょう。

【ポイント】
①建材の選定:高価な天然石や木材ではなく、質感が似ていても安価な素材を使うことでコストダウンできます。
②設備やオプションの見直し:例えば、キッチンやバスルームの高級設備にこだわりすぎると、予算を圧迫します。基本的な設備で十分な機能性が確保できる場合は、無理に高額なオプションを選ばない方が良い場合もあります。

2.3 複数の会社(ハウスメーカーや工務店)から見積もりをもらう
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複数の会社に見積もりを依頼し、比較することで、適正価格を見極めることができます。

【ポイント】
①信頼できる会社を選ぶ:価格だけでなく、過去の実績や信頼性も大切です。安価な会社が必ずしもコストパフォーマンスが良いとは限りません。家づくりは建てて終わりではなく、引き渡し後も関係は続いていくので信頼できる会社を選びましょう。
②口コミや評判をできる限り集める:注意しないと「最初の見積もりが安くても、建築途中で予想外の追加が重なり、結局想定よりも高くなってしまった」など最初だけ安く見積もる悪質な建築会社も存在します。
③見積もりの内容を細かくチェック:各業者からの見積もり内容をよく比較し、不明な点や疑問点をクリアにしてから契約することが重要です。見積もりは各会社によって書き方がバラバラで、素人が簡単に比べられるものではありません。信頼できる建築会社の担当者に何が入っていて、何が入っていないのか、またどう内容が違うのか相談するのも有効です。

2.4 自分でできる部分はDIYで対応
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家づくりの中で、自分でできる部分はDIY(自分でやる)で対応することで、コストを削減することができます。
例えば、オーダーメイドの家具や収納、庭の一部を自分でDIYすることで、工事費用を削減することが可能です。

【ポイント】
①家具の選定:全てをオーダーメイドにこだわるのではなく、シンプルなものを選んだり、既製品を買うことでコストの削減ができます。
②外構工事や庭の手入れ:小規模な外構工事や庭のデザインは、自分でできる範囲を増やすことで比較的コストを削減できます。
③室内の装飾:カーテンや棚、照明なども、自分で選んで購入・設置することで、工事費用をカットできます。

3. 予算オーバーを避けるための注意点
家づくりの途中で予算オーバーを避けるためには、計画段階からしっかりと対策を講じる必要があります。以下のポイントを押さえましょう。

3.1 予算内で収めるための見積もり管理
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工事が始まった後も、見積もりの管理は重要です。中途半端な変更や追加工事が発生しないように、計画的に進めましょう。

【ポイント】
①追加費用の確認:予算外の追加費用が発生しないよう、変更や追加を依頼する前に必ず確認をしましょう。
②営業担当・現場監督との連携:現場の進捗を確認しながら、変更点や費用が増えないように注意を払いましょう。

3.2 変更に柔軟に対応する
家づくりの途中で気になる点があれば、柔軟に対応することが大切です。ただし、変更によって費用が増えすぎないよう、慎重に調整を行います。

4. まとめ:賢い予算管理で理想の家づくりを実現しよう
家づくりの予算を決める際には、まず現実的な資金計画を立て、無理のない範囲で優先順位をつけることが重要です。また、コスト削減のためのポイントを実践することで、予算内で理想の家を作ることができます。賢い予算管理と計画的なアプローチで、理想の住まいを手に入れましょう。

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